SONY KJ-55X9300C 壁掛けテレビ
お客様には先ずはメールにてお問い合わせをいただき、マンションにて隣接する世帯との区画壁への壁掛けテレビ設置のご依頼とのことでした。
壁は直接コンクリート(共用部)に壁紙が貼られているもので、コンクリートへのアンカー打ち工事が必要なパターンです。
分譲マンションですがコンクリート(駆体)は共用部分ですので壁掛け工事をする為には管理組合の工事許可が必要になります。とのご案内をさせていただきました。
後日管理組合の回答はコンクリートへのアンカー打ち工事は許可出来ないとのことでした。
(コンクリートへの工事許可は8割くらいはNGとなります。)
その他の壁掛け設置方法としてご案内したのは、今回施工いたしました『ふかし壁』です。コンクリート壁の手前に壁を造ってその壁へテレビを壁掛け設置する方法です、配線も隠します。
大工さんと2名で2日間で完了いたしますが、施工金額は¥19万~22万程度、料金は壁の大きさによって変わります。壁紙は既存の物と同じ品番が良いのですが、特注の壁紙でしたのでお客様を通しましてハウスメーカー様にお願い、10mご用意していただきました。
日程を調整して、作業を始めます。
施工前の壁です。ピンクのTシャツが大工さんです。
『ふかし壁』側にコンセントとアンテナを増設する為の配線作業中です。
増設の為の配線準備完了
『ふかし壁』作業前の墨出しです、これが一番大事ですこれは真似出来ません。コンクリート壁からふかし壁表面まで11cmふかします。
壁の大きさは高さは天井から迫り出している梁から床まで2m、横幅2mとなります。
この時点で配線は鉄骨の裏側に処理しておきます。
1日目、午前中は軽量鉄骨の固定と配線処理で終わります。
軽量鉄骨と軽量鉄骨の間に12mmの補強合板を2枚セットしておきます。
1日目午後は石膏ボード張り、パテ処理、配線を施工いたしました。
石膏ボード張り作業前にコンセントを設置する位置や配線も施工しておきます。
石膏ボードを固定するネジや繋ぎの部分の窪みにパテ処理いたします。
パテは乾くまで時間がかかりますが、2回施工。乾いたらヤスリで平らにしていきます。この作業で1日目終了です。
2日目午前中は、パテが乾いたのでヤスリで平らにします、1回目は1日目でこれが2回目です。
パテ処理が終わったらクロスを貼ります。大工さんの感覚?!で真っ直ぐに貼っていきます。これは真似出来ません。
壁掛け金具を設置します。
テレビ背面と床側、壁の中に仕込んでおいた配線を取り出して処理いたします。
床側のサンゲツ45mm、巾木の取り付け
ふかし壁はコーナー部分が難しいですが、きれいに出来ました。
コンセント等はテレビとテレビボードで隠れます。
テレビボードのほうはゲーム機、レコーダー、CATVの配線処理をして完了いたしました。
2日目は午前中で、完了いたしました。
ありがとうございました。