後付けできるの?ダウンライトの取り付けリフォームについて徹底解説
一戸建てやマンションを購入し、いざ入居してみるとさまざまな不満が大小出てくるものです。
とくに照明は、「思ったより部屋が暗かった」「照明の足りない場所がある」「シーリングライトは掃除が大変」「見た目がイマイチ」など、
照明の効果や設置場所・個数、種類など後悔するポイントが多いものです。
そこで今回は、照明の中でも人気の高いダウンライトについて、
後付けできるのかどうか、ご依頼の際のポイントなどを深掘りしていきます。
1.「ダウンライト」とは? 🧐
まずは、ダウンライトがどのような照明なのかを解説しましょう。
1-1.ダウンライトとは?
ダウンライトとは、天井に埋め込むプタイプの照明です。
天井に丸く開けた穴に埋め込んで設置するもので、大きなホールや店舗などの大空間、住宅の一室などの小空間にも幅広く使われています。
また関節照明と組み合わせて、光と影にメリハリをつけ空間を作る
とくに明るく照らしたい個所にスポット使いするのに向いているといえるでしょう。
1-2.シーリングライトとの違いとは?
天井から垂らさず設置する照明として、ダウンライトと似たものに「シーリングライト」があるものの、どのような違いがあるのでしょうか。
シーリングライト
・天井へ後付けする照明(天井からの出っぱりあり)
・1台でお部屋全体を照らすことが出来る
ダウンライト
・天井の穴に埋め込む(天井がフラットで天井が高く感じる)
・お部屋全体を照らすには複数設置する必要がある。
1-3.ダウンライトの種類とは?
ダウンライトには様々な種類のものがございますので、お部屋のイメージに合った物を選ぶ必要がございます、
またランプのみ交換が出来る「交換型」もございますので
生活環境に合わせて色や光のタイプ(集光/拡散)を変更する事も可能です。
〜ダウンライトの種類をいくつかご紹介いたします〜
・ランプの色:電球色 温白色 昼白色の3種類、調色のランプもございます。
・光のタイプ:
「拡散タイプ」広範囲に照す一般的なランプ
お子様がお部屋で遊ぶ空間や、お仕事や勉強をされるなら光を広げる拡散タイプがお勧め
※「集光タイプ」直線的な光・スポット
お部屋に光と影のメリハリを出す、落ち着いた大人の空間にするなら集光タイプがお勧め
・ランプはランプのみ交換可能な「交換型」と、故障した場合に器具ごと交換が必要な「一体型」がございます。
・光の向きを変えられるダウンライト:※「ユニバーサルタイプ」角度を大きくつけると天井からランプの一部が出っ張ります。写真添付
・ランプの強弱:調光式 明かりの強弱が可能「夜は光を小さくしたい」が可能、
非調光式 あかりの強弱が出来ません。
・光の強さ 100W相当「調光式であれば100W相当がお勧め」、
非調光式なら60W相当がお勧め「60W相当であれば直視しても眩しすぎない光です」。
埋め込み穴の直径(穴の大きさ)は100φが一般的です、一昔前ですと125φのものが一般的な家庭で使われておりました、
100Φより小さい7.5cm(75φ)はキッチン周り、
もっと小さい5.0cm(50φ)は壁を照らしたり、ニッチで使用されるディスプレイ的なタイプもございます。
さらに、ダウンライトの枠部分である「トリム」も、黒や白など用意されているので、部屋に合わせてコーディネートが楽しめるでしょう。
※
2.ダウンライトのメリットとは?
数ある照明の中でも、ダウンライトには次のようなメリットが考えられます。
2-1.スタイリッシュでおしゃれ
ダウンライトは天井に埋め込まれているためシェードが不要で大変シンプルなルックスです。
そのため大変スタイリッシュでモダンな雰囲気を演出できるのが魅力の1つです。
デザイン重視の照明と組み合わせて光の補填に使うもGOOD!
2-2.空間を広く見せる効果がある
ダウンライトは天井がフラットになりますので天井を高く見せる効果や、
お部屋のコーナー寄りに配置する事によって、空間全体が明るくなり、空間を広く魅せる効果も期待できます、
また壁を照らすことによって柔らかい光を演出、心地よい空間づくりが可能です。
2-3.どのようなインテリアにもマッチする
ダウンライトはシンプルな照明なので、洋室にも和室にも使えます。どのようなインテリアにもマッチするでしょう。
2-4.掃除が楽
ダウンライトは天井に埋め込まれているので、シェードにほこりや小さな虫が溜まるようなことはなく、掃除が楽なのも嬉しいポイントです。
2-5.スポットライトとしても使える
部屋を明るくする照明としての実用性とともに、ダウンライトなら「絵画を照らしたい」などディスプレイ的なライトとして素敵な使い方も可能です。
2-6.地震に強い
天井からぶら下げるタイプの照明とは異なり、地震の際に落下してしまう心配も不要です。
2-7.調光機能も使える
多くのダウンライトには、光の強さを調整できる調光機能が搭載されていて、シーンによって明るさを調整できます。
2-8.エネルギー効率が良い
消費電力が少ないながらも十分な明るさが提供できるようになっていて、省エネ・電気料金の節約につながります。
電球の切れる頻度も少ないため、交換にかかる費用の節約にもなるでしょう。
3.ダウンライトを後から取り付けリフォームできる?
注文住宅を建てる際に、照明計画はつい後回しにいなってしまいがちです。
よく考えずに設置した照明に、入居後後悔することも少なくありません。「ここにダウンライトをつけられたらいいのに」と思った時に、後から取り付けリフォームはできるのでしょうか。
3-1.戸建て住宅にダウンライトの取り付けリフォームは可能?
戸建て住宅にダウンライトを後から取り付けリフォームすることは可能です。。
と言いたいところですが正直少々難がございます。
シーリングライトからダウンライトへ変更することも可能ですが、住宅の構造によっては梁や階段が障害物となって配線を通す事が出来ない場合も多くありますので、戸建て住宅の場合は浴室の点検口や既存のダウンライトを外して天井の状況が確認出来る事が条件となります、また事前の下見が必要になります。
新築時は図面上で照明についてあれこれ考えても、具体的に出来上がった部屋で照明がどのように必要になるか見極めるのは難しいものです。その点後から取り付けするなら、完成して実際に暮らしている室内で、必要な取り付け場所もイメージしやすいかと思います。
3-2.マンションにダウンライトの取り付けリフォームは可能?
購入したマンションの場合には、ダウンライトを取り付けるリフォームができるのでしょうか。
マンションの場合は天井に関わるリフォームが難しそうなイメージもあるものの、実はマンションのほうがダウンライトの取り付けリフォームは戸建て住宅に比べて簡単です。
よくある質問ですが、天井のクロスを交換する必要もございません。
ダウンライトを設置するには、天井とコンクリートの間にスペースのある「二重構造」の天井でなければなりませんが、昨今のダウンライトは埋め込み寸法が7cmから8cm程度と浅型になっておりますので、コンクリートの梁のある下がり天井以外であれば、殆どの天井で設置が可能です。
ただし、新たに専用のスイッチを増設する場合、配線経路によってはご希望の場所にスイッチを取り付けられないケースもあるでしょう。
4.ダウンライトの取り付けリフォームを依頼するには?
ダウンライトの取り付けリフォームをご依頼するには、次のような点について知っておきましょう。
4-1.ダウンライトの取り付けリフォームは、どこに依頼する?
ダウンライトの取り付けリフォーム自体は、決して難しい工事ではありません。ただし、ダウンライトの設置には、電気工事の資格が必要です。
ダウンライトを埋め込むには、配線の技術や知識が必要であり、感電の危険性もあるので有資格者でなければできません。
ダウンライトを設置するには照明設置の経験が多い業者に依頼する必要があるでしょう。
4-2.ダウンライトの取り付けリフォームの工期は?
ダウンライトの設置工事は、それほど面倒なものではなく、天井に穴を開けてすぐ設置できる状態で、
「既存のシーリング周辺に4灯設置(ON/OFFは既存のスイッチを使用)」なら2時間程度で完了いたします。
新設するダウンライトに対して新規に専用のスイッチ配線をする工事が必要な場合でも、3〜4時間あれば完了することが大部分です。
例えば、リビング側4灯 ダイニング側4灯 寝室4灯×2部屋での施工時間は
6〜7時間程度かかるかと思います。
4-3 使用しなくなった既存の埋め込みシーリングはどうなりますか?
マンションでの既存の埋め込みシーリングは外しますと直径7cm程度の開口部になっております。
ダウンライトの施工にて天井のクロスの張り替えは必要ありませんが、使用しなくなった埋め込みシーリングはそのまま、またはシーリングカバーにて処理する形となります。
「既存の埋め込みシーリングの撤去」をご希望の場合は、
既存の天井クロスの予備がございましたら、
追加費用にて「シーリング取り外し⇨穴埋め⇨部分的なクロス処理」も可能です。
また「既存のシーリング部分にダウンライトを設置したい」場合には、
既存シーリングの30cm前後にもう1つダウンライトを設置する必要があります、シーリングの天井内には吊り金物が仕込まれておりますので、もう1つのダウンライトの開口を使って吊り金物を取り外します。
4-4.ダウンライトの取り付けリフォームを依頼する時の注意ポイントは?
戸建てでもマンションでも、ダウンライトの取り付けリフォーム前に、取り付けが可能なのかどうか事前に調査してもらいましょう。場所や天井の形状によっては、ダウンライトの取り付けができなこともあり得ます。
また、近年DIYが流行しているので、簡単な工事なら自分でダウンライトをつけてみようと考える人もいるかもしれません。しかしダウンライトを設置するには、電気工事士の資格が必要です。
また天井裏にはスプリンクラーやエアコンの配管、もちろん電線も敷設されておりますので
リスクの高いDIYとなるでしょう。
5.まとめ
ダウンライトは、汎用性が高くメリットも多いので人気の照明です。
一戸建て・マンションともに取り付けリフォームができるので、まずは照明設置の実績が多い業者に問い合わせてみましょう。
「ライフプラス」では、コンセントの増設やテレビの壁掛け工事、アンテナ設置などの電気工事を幅広く承っております。
ダウンライトの新設工事の実績も豊富ですので、ダウンライトの取り付けをお考えの方も、お気軽にお問い合わせください。