使用しなくなったシーリングはどうする?
シーリングとは
天井に照明を取り付ける為のコンセントで、
壁スイッチにてON/OFF可能なコンセントです。
一般的な照明器具シーリングライトやペンダントライト等様々な照明器具をワンタッチで取り付ける事が出来ます。
マンションのシーリングの構造をご案内させていただきます。
鉄筋コンクリートマンションにて
各お部屋の天井に設置されているシーリングコンセント(埋め込み引っ掛けローゼット)は
天井にただくっついているわけではありません。
天井石膏ボードに開口部を設けて天井裏には、スチール製のボックスが埋め込まれており、
スチール製のボックスは7cm〜10cm程度の全ネジで吊られてます。
全ネジは耐荷重をだす為、更に上のコンクリートに専用のコンクリートアンカーにて打ち込まれております。
・マンションにて
ダウンライトを後付け設置した際に、使用しなくなった既存のシーリングの処理方法は下記の方法があります。
①そのまま残す
②撤去して無くす
③撤去してダウンライトを設置する
①〜そのまま残す〜
既存のシーリングは、ダウンライトとは別に今後も使用する予定であれば、
勿論残す必要があります。
または、そのまま残しても気にならない、という方はそのまま残します、
追加の作業費用もかかりません。
②〜撤去してクロス仕上げ〜
メリット:不要なシーリングが無くなる為に天井が広く感じる、スッキリする。
デメリット:
・クロス仕上げの為、お客様にて同じ品番のクロスをご用意いただく必要があります。
・既存のクロスと新しく貼ったクロスのカット部分が多少目立つ。
(シーリングを取り外しますと75Φの開口部があります、
こちらを石膏ボードで塞いで隙間をパテ埋め、
施工場所を平らにしてクロスを貼ります。)
③シーリングを撤去してダウンライトを設置する
一番多い作業としては『シーリングを撤去してダウンライトを設置する』です。
・シーリングの位置にダウンライトを取り付ける為には下記条件がございます。
条件1:近くに一つ以上ダウンライトを設置する事。
理由:天井裏のBOXを撤去する必要がある為。
条件2:ダウンライトのサイズは100Φを選ぶこと。
理由:シーリングの開口が75Φ〜85Φの為
BOX撤去方法:屋内側から撤去する事が不可能な為、隣にもう一つダウンライト用の開口部を設けて、その開口部を利用して天井裏から撤去作業いたします。
※隣に開口部を設置する事なくBOXの撤去が可能な場合もございますが、可否の判断につきましてはシーリングを開けてからとなります。
下図面を参照
・開口部にはダウンライトを設置いたします。
・ダウンライト設置工事のお問い合わせでの中で比較的多いお問い合わせ内容は
『不要になった既存のシーリングは撤去可能か?』というお問い合わせです。
ご回答は撤去可能です。
ただし撤去後の開口部をどのように処理するかは、お客様にてご選択していただく必要がございます。
・シーリング撤去後の開口部を穴埋め⇒クロス処理(前記②の通り)。
・開口部にダウンライトを設置する(前記③の通り2灯以上設置する必要があります)。
・現在は使用しなくても将来の選択肢を増やす為、残しておく事もお勧めです。
鉄筋コンクリートマンションにて
実際の天井裏のボックス(アウトレットボックス)の動画をご紹介いたします。
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