憧れの壁掛けテレビを実現するためには、まず「壁の正体」を知ることが不可欠です。特に集合住宅(マンション)の「外壁に面した壁」「隣接世帯側の区画壁」に設置をご検討されている方は注意が必要です。
憧れの壁掛けテレビを実現するためには、まず「壁の正体」を知ることが不可欠です。特にマンションや建物の「外壁に面した内側の壁」に設置を検討されている方は注意が必要です。
壁の構造によっては、工事ができなかったり、管理組合への申請が必要になったりするケースがあるからです。設置後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためのチェックポイントを解説します。
1. 壁が「直接コンクリート」か「石膏ボード」かを見分ける
まずは壁掛け設置において、壁は大きく分けて「直接コンクリート」か「石膏ボード」のいずれかになります、こちらは簡単に見分ける事が出来ます。
見分け方:壁をノックしてみる
最も簡単な確認方法は、壁を拳で軽く叩いてみることです。
-
石膏ボード: ゴンゴン〜と響き、壁の裏に空間があるような音がする、一見下地が無い壁のような軽い音です。
-
直接コンクリート: ペチペチ ゴツゴツと手が痛くなるほど固く、石を叩いているような詰まった音がする。
直接コンクリート壁の場合の注意点
もし壁が直接コンクリートだった場合、以下の2点に注意してください。
-
管理組合の許可が必要: マンションの場合、コンクリート壁は「共用部分」に該当いたします。穴を開ける行為は規約で禁止されていることが多く、必ず管理組合の許可を得た上で、お住まいの皆様へ周知なければ施工は出来ません。
-
配線隠蔽が不可: 壁の中にコードを通すスペースがないため、配線を隠すことができません。配線は露出するか、モール(配線カバー)で隠すことになります。
2. 石膏ボードの場合:3つの「下地」を見極める
石膏ボードは何かに固定しなければ倒壊してしまいます、「下地」とは、石膏ボードが倒れないように固定している建材の事を言います。
壁が石膏ボードだった場合、その奥にある「下地(石膏ボードを固定している建材)」の種類によって、設置できるテレビのサイズや壁掛け金具が変わります。下地は主に以下の3種類です。
① GL工法(GL壁)
築年数が約10年以上のマンションなどでよく見られる工法です。コンクリートに「GLボンド」という団子状の接着剤を塗り、石膏ボードを貼り付けています。
-
見分け方: 壁をノックしたとき、所々「固い場所(ボンドの位置)」があり、その周辺(上下左右)は「空間のある音」がします、GLボンドは写真のように上下左右に一定の間隔で配置してます。
-
制限: 下地の強度の都合上、設置できるテレビの仕様は「重量20kg未満かつ55型以下」のテレビに限られます。また、使用できる金具は「角度固定式」のみ、アーム式の壁掛け金具では設置が出来ません。
② 木材下地 / ③ 軽量鉄骨(LGS)下地
戸建てや比較的新しいマンションなどに多い下地です。一定の間隔で間柱(木材や軽量鉄骨)が縦に配置しています。
-
見分け方: 壁の全体をノックすると何処も空間のある音が響きます、下地(間柱)が無いように勘違いしてしまう程ですが、石膏ボードは下地が無ければ倒壊しますので下地がございます。
またネオジウム磁石が反応しましたら下地は軽量鉄骨です、マンションでは30cm間隔で配置しております。
-
設置について: 基本的に壁掛けテレビの設置に適した構造です。専用のビスや専用のアンカー、適切な補強方法で大型テレビやアーム式の金具での設置も可能です。
まとめ:設置前のセルフチェックを忘れずに
外壁側の壁にテレビを掛けたいと思ったら、まずは「ノック」から始めてみてください。
-
音が詰まっている(コンクリート)なら、まずは管理規約を確認。
-
音が響く(石膏ボード)なら、部分的に固い場所がないか探して「GL工法」かどうかを確認。
壁の状況を正確に把握することで、安全かつスムーズに理想の壁掛けテレビを実現することができます。ご自身での判断が難しい場合は、お近くの専門業者へ「外壁側の壁」または「隣接世帯側の壁」であることを伝えた上で調査をご依頼するのが一番の近道です。
#壁の種類#壁の構造#壁下地#壁の下地を調べる方法









